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検査による行動変容で職員の健康に好影響——倉敷中央病院付属予防医療プラザ(岡山県倉敷市)

検査による行動変容で職員の健康に好影響——倉敷中央病院付属予防医療プラザ(岡山県倉敷市)

INDEX

2023年6月に創立100周年を迎えた倉敷中央病院。地域住民との強い結びつきにより、長きにわたり地域に根ざした医療を提供してきました。同病院付属予防医療プラザは、倉敷中央病院の高度な臨床医学と最新の予防医学を統合した予防医療を実践。健康知識や情報を地域住民に広く提供し、疾病予防拠点としての機能強化を進めています。 同プラザでは2021年から、職員の人間ドックにおけるオプション検査としてマイキンソーを活用。職員の健康意識向上や生活習慣の改善に役立てています。今回、所長の菊辻徹先生に、マイキンソー導入の経緯や職員向け検査の現況、今後の展望などをうかがいました。

課題・実施例・結果

課題

地域住民への先進的な予防医療提供の一環として、健康を網羅的に調べられる検査を探していた。

実施例

一般の受診者向けの検査だけでなく、2021年からは職員向けにもマイキンソーを導入。毎年100名以上の職員が利用。

結果

・検査結果を受けて食事や運動を見直すなど行動変容につながった
・職員の健康意識が高まった。

地域に根ざし、待ちの医療から攻めの医療へ

はじめに、貴院の強みや特徴についてお聞かせください。

これまでは、病気の早期発見や早期治療が検診の主な目的でした。当プラザでは一歩進めて、病気になってから治療する“待ちの医療”ではなく、病気になる前に手を打つ、いわば“攻めの医療”を目指しています。また、倉敷中央病院と連携し、最先端の機器による高精度な検査ができるのも特徴で、各診療科の専門医による臨床と結びついた高度なサポートや、侵襲の少ない治療が可能です。ほかにもAIを活用して将来的な疾病リスクを提示するなど、地域の方々に充実した予防医療をご提供できるよう、日々取り組んでいます。

先端医療に基づいたきめ細やかな予防医療が特徴なのですね。マイキンソーを導入されたのも、検査メニューの充実をお考えだったからでしょうか。

はい。当プラザではこれまでも、健康を網羅的に調べられて、受診者の皆様に分かりやすくお伝えできる検査ツールを探していました。マイキンソーは内容が非常に充実しており、検査を受けられた方が結果に悩んだり迷ったりしないように、きっちり作り込まれています。要は、とても分かりやすくてためになる。そうしたマイキンソーのサービス内容が、最先端かつ非侵襲の予防医療を提供したいという当プラザの理念にマッチしたため、導入を決めました。

また昨今では、腸内フローラのバランスは全身の健康状態や疾患と密接に関係しているだけでなく、メンタルへの影響にも無関係ではないことが、一般的に認知されるようになってきました。ですので、これからの検査メニューに必ず加えておく必要があるものだと判断したのも、導入理由の一つです。

マイキンソーを導入されてみて、どのようなご感想をお持ちですか?

腸内細菌が健康に与える影響や、腸内環境を整える重要性を受診者の皆様に説明するために役立っています。糖尿病や高血圧、大腸がんなどのリスクをはじめ、免疫力に関わる内容も含まれるなど、さまざまな切り口から網羅的に解説されているのがいいですね。

腸内フローラ判定が5段階で評価されていたり、各判定が顔のアイコンで示されていたり、検査結果レポートが見やすく直感的に伝わりやすいように構成されているのも、受診者の方にとってうれしいポイントではないでしょうか。2021年からは職員向けの人間ドックにも活用しています。

職員の健康意識の高さを実感。意外な改善点も

毎年どれくらいの職員様がご活用されているのでしょうか。職場に変化はありましたか?

検査費用の一部が健康保険から補助されるのに加えて、新しいことをどんどん取り入れようという当プラザの気風もあり、毎年100名以上の職員が積極的に腸内フローラ検査を受けています。検査結果を受け、生活習慣や食事を見直す職員も多いです。職員に対して行った腸内フローラ検査に関するアンケートでは、検査結果を見て何かしらの取り組みを始めた人の中で、食事内容の見直しが多数を占めました。

取り組みを継続する上で、マイキンソーでは管理栄養士によるアドバイスがあり、さらにコールセンターが用意されているなど、充実したサポートが非常に心強い助けになるでしょう。

女性を中心に美容やダイエットに関心のある人にも人気で、職員の間で腸内フローラに関する話に花が咲くこともあります。検査をきっかけとした行動変容により、職員の健康に好影響が出ているのではないかと感じています。

腸内フローラ検査を受けようと思った理由で「腸内環境に興味があったから」が1位というところに、皆様の健康意識の高さを感じます。

そうですね。アンケートでは「意外なところに改善点が出てくるので、一度は受けてみるとよいと思う」という声もありました。実際、私自身も検査を受けてみて、結果があまりいい評価ではなかったことに驚きました。普段から気をつけて、乳酸菌などのサプリメントを欠かさず飲んでいたのですが…(笑)。「これはいかんな」と、生活習慣や食事を見直すいいきっかけになりました。

診断の難しい不調や予防医療への活用を期待

消化器病がご専門の菊辻所長からご覧になって、腸内フローラ検査を活用するポイントはどこにあるとお考えですか?

病気の診断は、いくつかの症状を総合的に考えて行います。どのような症状があるかで腸の病気を仕分けていくのですが、中にはどうしても病気では説明できない不調もあります。疲れや加齢、気持ちの落ちこみなど、さまざまな原因があると言われていますが、実際は非常にシンプルで、食事や運動に関連している場合が多いんです。病気の確定診断が難しい場合に、腸内フローラ検査を参考にした生活改善で不調が治るのであれば、非常に有益な使い方だと思います。

腸内フローラのバランスがよくない受診者の方に定期的な大腸がんの検査を勧めるなど、予防医療的にも活用が期待できます。予防医療では、自分の体が現時点でどういう状態かを把握しておくことが、将来的な健康のためにとても大切な情報になりますから、一度腸内フローラ検査を受けていただき、ご自身の健康の方向性を修正する機会にしてほしいですね。

マイキンソーへの要望や、今後に期待されることがあればお聞かせください。

腸内フローラ改善に向けたレシピや運動方法の提供など、それぞれの検査結果に合わせ、より実践的なアドバイスやサポートが充実することを期待しています。当院に在籍する管理栄養士、理学療法士や健康運動指導士と連携して、食事や運動をテーマにしたセミナーを開催してもいいかもしれません。今後もマイキンソーを上手に活用して、健康への取り組みを進めていきたいと考えています。

株式会社サイキンソー

名称

倉敷中央病院付属予防医療プラザ

所在地

岡山県倉敷市鶴形1丁目11番11号

電話

086-422-6800

WEBサイト

https://www.kchnet.or.jp/plaza/